2023年8月4日には、おめでたいニュースが2つも飛び込んできました。
羽生結弦さん(28)♡公表なし
稲葉友さん(30)♡藤田ニコルさん(25)
ご結婚、おめでとうございます!
婚姻数戦後最小、少子化、高齢化、人口減少、自殺者の増加…など、統計では暗いニュースが続く中、この2組の結婚は、本当に日本を明るい光で照らしてくれました。
そこで今回は、若い人が結婚するメリット4つと、デメリット2つとをまとめました。
よく会社などで、
いやぁ独身の君がうらやましいよ。結婚なんてするもんじゃないね。嫁は結婚した途端、態度が変わって厳しいし、休みの日も子どもと遊びに行かなくちゃいけないし。若いうちは、もっとたくさん遊んでおいた方がいいぞ!
など言われて…
…そうなんだ!やっぱり今付き合っている彼女も、結婚したら怖くなってしまうのかな。確かに結婚なんてしてしまったら、自由な時間がなくなりそうだし、結婚はもう少しあとでもいいかな。
なんて、漠然と思うこともあるでしょう。
…でも!
実は若い人の結婚って、メリットがたくさんあるんです。
ぜひ、メリットとデメリットを今の自分の気もちと天秤にかけて、
「自分で考えて判断してほしい」です。
婚活=自己理解。自分はこう思う、という意見をもつことがとっても大事!若い人の結婚は社会的にも経済的にもメリットがたくさんあるので、ぜひ、一緒に学んでみましょう!
メリット① ライフイベントに柔軟に立ち向かえる
若い人の良さはなんといってもその「柔軟さ」です。パソコンなども、すぐに操作できてしまったり、相手の話を聞いて素直に行動できたり、これは若い人の大きな武器です。よく、
最近の若いもんは、本当にけしからん!!全く礼儀がなっとらん。
という「がんこおやじ」的な人って年配の方に多いですよね。そう、歳をとればとるほど、思考が固まりやすくなって、物事を柔軟には考えにくくなるんです。
その結果、
「自分の意見を押し通そうとする」ことであったり、
「古いやり方を変えられない」
といったことが起きてきます。
つまり、歳をとってから結婚した夫婦の方が、互いに譲ることや、折り合いをつけることが難しくなって、先ほどのような「愚痴」につながりやすくなります。話し合うことや向き合うことをあきらめてしまうんです。
「どうせ言っても分かってくれないし、もういいや。」
となってしまうんですね。
その点、若い人は柔軟です。スマホの操作のように、できなかったことをパッとできてしまうように、新しいやり方で、夫婦が考える最良の道を考え出すことができます。
これまでの、過去のやり方に縛られることなく、互いに譲り合ったり、新しいやり方で折り合いをつけていくことができます。若い人の柔軟さは、結婚においても大きなメリットになります。
この「寛容さ」は、幸せな結婚を維持していく上でとても大切なことです。詳しくは、
「結婚で本当に幸せになる たったひとつの考え方」に書きましたのでお読みください。
メリット② 共通理解ができるからお金をためやすい!
~まずは収入面から~
国税庁の令和3年分、民間給与実態統計調査によると、
20代後半の平均年収は 371万。男性 404万 女性 328万。
これは、年収ですので、大体の手取りで計算すると、
24万7300円/月
ひと月に手取りで25万円ほど収入があると言えます。
これが夫婦で共働きをしていれば、
48万8000円/月
ひと月に49万円ほどの収入が見込めます。
~続いて支出面では~
これに対して、総務省統計局 2022年「家計調査」においては、働いている人の単身世帯で
17万8138円/月
働いていて、二人以上の世帯では
27万9024円/月
が必要になると出ています。
~収入と支出の関係を表にあらわすと~
収入 | 支出 | 貯められるお金 | |
独身 | 24万7300円 | 17万8138円 | 6万9162円 |
夫婦 | 48万8000円 | 27万9024円 | 20万8976円 |
ざぁっとの計算ですが、夫婦になると、貯められるお金が一気に増えるわけです。住居費、光熱費など、これまで一人で払っていたものが二人で分け合えるわけですから、その分お金は貯めやすくなります。
子育てをしたいと思ったら、早めに貯めることもできますよね。興味のある方は
「子どもをもつために必要な収入の目安はいくら?」をお読みください。
メリット③ 夫婦の時間を十分にもつことができる
メリット②でも書いた通り、若くして結婚することで「共通で使えるお金」が単純に増えます。そのお金を使って、
遊園地に行ったり、旅行に行ったり、素敵な夜景を見に行ったり、少し豪華なお店で食事をしたり、趣味活を二人でやったり、など、
夫婦の時間を十分にもつことができます。さらに、お金も使うことができます。
この時間が、実はとても大事なんです。
…というのも、夫婦には様々なライフイベント(壁)がやってきます。
出産、転職、子育て、家、介護、両親へのあいさつ、受験、などなど
このライフステージに出くわすたびに、夫婦で話し合い、どちらか一方の意見に偏りすぎず、2人でちょうどよいところで「折り合い」をつけていく必要がでてきます。
夫婦の時間がたくさんもつことのできている夫婦は、この話し合いがスムーズです。
子どもができると、ベクトルが変わる
大きなライフイベントの一つである、「出産」ですが、実は子どもができることでベクトル(矢印)が変わっていきます。
どういうことかというと、夫婦でいる間は、お互いに気もちの矢印が向いています。お互いのことを真剣に考えたり感じたりしています。
これが子どもができると、女性は「母」になり、男性は「父」になります。これまでお互いの方を見て考えていた矢印が、子どもに向くようになってきます。
特に女性はおなかの中に赤ちゃんがいる、と分かったときから、その矢印は強烈に大きくなるようです。(母性というものですね。)
そのこともあって、男性は
子どもができたら妻が変わってしまった…。
と感じる人も少なくないようです。自分に向くベクトルが急に小さくなってしまうことで、急にこの世に出てきたわが子に妻と同じくらいベクトルを向けていくのにはとても労力がいります。
さらに、30代になってからの婚活は、「出産」が控えているということもあり、あまり余裕がありません。夫婦の時間が大事だということは分かっていても、子どもを産むことができるうちに、子どもを授かりたいのが本音ですから、互いのことを真剣に感じたり考えたりする時間よりも子どもを早く授かりたいということの方が、優先度が高くなるんですね。
なので、若いうちの結婚は、互いのベクトルを十分感じ合ってから子育てという第二のステージへ進むことができるので、これはとても大きなメリットだと思います。
メリット④ やっぱり家族っていいな 子どももうれしい
赤ちゃんから児童期に入り、成人していくまでの18年間、とにかく子どもはパワフルです。
生気に満ち溢れています。
高い高いは何回でも要求してきますし、
家でゆっくりしたくても、どこかに行きたがりますし、
公園でもずうっと走っています。
子どもにとって一番うれしいことは、「一緒にあそんでもらうこと」これ一択です。
一緒にキャッチボールをしてもらった
ずうっと一緒におままごとをしてもらった
毎週末、一緒に虫取りに連れて行ってくれた
など、若いほど体力はありますから、この一緒に遊ぶことがたくさんできます。これは子どもにとっては最高にうれしいはずです。
そして、この「誰かのために」何かをしている時間というのは幸せを高めてくれるといいます。
子どもを喜ばせようと頑張っていることが実は自分の幸福度を上げてくれるんです。そう考えると、やっぱり子どもはすごいですよね。
子どもを通して、「人を頼ること」も学ぶことかできる
夫婦の年齢が若いということは、おじいちゃんおばあちゃんもまだ若くて体力があります。まだパワーがあるから、助けてくれます。
子育ては、本当に一人ではできません。人を頼るというスキルが必ず必要になります。
急に熱を出してしまった
仕事の大事な会議と参観日が重なってしまった
夏休み、どこに預けたらいいの
こんなとき、人を頼るスキルが磨かれていきます。この人を頼るスキルもまた、かかわりの力を高め、幸福度を上げてくれるスキルになります。
また頼ってもらった方も、子どものために何かができた、ということで自分の幸せが高まっていくんですよね。
特に祖父母ならなおさらです。かわいい孫は生きがいになります。
デメリット① 自由がなくなる
特に子どもの頃は、ゲーム時間も制限されて、おこづかい制で、ほしいものも買ってもらえず、我慢して生活してきて、
やっと大人になって働くようになって、自分の時間、自分のお金が好きにつかえるようになったのに…
結婚をすることで、そんな生活に少し制限がかかってきます。
お金の自由がなくなる
これまで自分のために買っていたゲームの課金や、ポケモンカード。お給料を貯めて、貯めたお金をつぎ込んできた推し活など、
自分のためにつかってきたお金を、家族(誰か)のために使わなくてはいけなくなります。
これは真の幸せに近づいていく行為なのですが、若いうちは(特に子どもの頃我慢していた環境で育ってきた人にとっては)、その幸せが実感しにくく、「嫌だ」と考えることもあるかもしれません。
時間の自由がなくなる
「金曜日!明日は休み!徹夜でソーシャルゲームだ!!」とか、
「休みの日は一日中推しのDVD鑑賞。一日中推しが見られるなんて幸せ~」など、
これまで自分が好きで自由につかってきた時間でさえ、結婚することで制限されることになります。
朝も、相手が起きていればもっと寝ていたくても生活音で目が覚めてしまうし
夜中までゲームしていることを「やめてほしい」と言われるかもしれないし
自分は今、食事をしたくなくても、相手に合わせなくちゃいけないし
ゴミ出し、食事の用意、洗濯、部屋の掃除、地域の活動、などなど、役割を決めたら相手がいることなので、自分の好きな時間にできなくなります。
この自由が減ってしまうことに対して、どう向き合っていくのかは大切ですね。
デメリット② 付き合う人が増える
夫婦になる、結婚するということは、単純に家族が増えるということです。お相手の両親は「親戚」になりますし、そのご兄弟とも話すことがあるかもしれません。このように「結婚」というのは、家系と家系の結びつきのため、必然的に付き合う人が増えていきます。
コミュニケーション能力の高い人なら大丈夫だと思いますが、それでも、付き合う人が増えるということは、
お盆休みや年末に帰省するかどうか考えなくてはいけない
お土産が送られてきたから送り返さすとか、電話をかけるとかしないと
子育てについて色々言われたけど、無視していいのかどうなのか
などなど、人間関係のストレスが増えます。
しかも、メリット①で書きましたが、年齢が高くなるほど頑固な人もいて、「自分のやり方」や「自分の子育て」を押し付けてきます。
祖父母に預けたら子どもがわがままになって自分のいうことを聞いてくれなくなった とか
お迎えに行ったら、長すぎるだの、子どもがかわいそうだの、色々言われた など
自分にとって「合わない」人とも付き合っていかなくてはいけません。
ストレスですよね。
こんなときこそ、「ピンチはチャンス」夫婦で乗り越えよう
こういうことは、結婚すれば山のように出てきます。こんなときこそ、「ピンチはチャンス」の精神が大事です。一人で乗り越えようとしないで、パートナーと話し合って、持ち前の柔軟さをフル活用して「折り合い」どころを見つけ出してほしいなと思います。
夫婦のきずなは、ピンチの乗り越え方で太くも細くもなります。
一つ一つの問題に対して互いに歩み寄れること、これが永遠に幸せな夫婦の秘訣です。
まとめ 若い人が結婚するメリット4つデメリット2つ
いかがでしたか?改めてまとめるとこうなります。
メリット① 様々なライフイベントに柔軟に立ち向かうことができる
メリット② 一緒に生活することで、お金はたまりやすい
メリット③ 夫婦の時間が十分にもてる
メリット④ 若いパパママは、子どもにとってうれしい
デメリット① お金の自由、時間の自由が制限されてしまう
デメリット② 付き合う人が増えるので、人間関係でのストレスが増える
です。あとは自分でこのメリットデメリットを天秤にかけて、結婚するしないを自分で決めてほしいなと思います。
この記事を読んで相手はまだいないけど、結婚したいなと思った方は、「誰からも選ばれない 婚活で必要な3つの力②」をお読みください。まずは自分に合った婚活の場を一緒にみつけていきましょう!
みなさんが、永遠に幸せになりますように。