婚活を全国に広げる５つの魅力と３つの落とし穴

日本で一番婚活のしやすい街は「東京」です。

　まず、大前提として知っておいてほしいのが、日本で一番婚活のしやすい街は「東京」です。理由は、詳しくは「婚活を「東京」でした方がよい人４選　東京なら結婚できる」をお読みいただきたいのですが、実際に、令和４年度に厚生労働省が公開した出生動向調査でも、東京は婚姻率がトップで、地方と比べ首都圏は軒並み高い傾向にあります。ではなぜ、東京では婚活しやすいのでしょうか？

・人口が多い（特に若者の人口が多い）

・様々な職種の働き口がある（転職もしやすい）

・イベントも多く開催されている

・多様な価値観の人がいるため、自分に「合う」人を探しやすい

というようなことが挙げられます。東京で婚活をするなら、婚活パーティーも盛んですし、どの結婚相談所に入っても、ある程度多くの人と出会うことができます。また、「趣味活」「推し活」など、趣味や推しでつながれるケースも珍しくなく、経済の中心地なため、多様な価値観の人がいます。

「男は働いて、女は家事や子育てをするものだ」

「一度決めた相手と離婚するなんてもってのほかだ」

「再婚なんて子どもがかわいそう」

など、昔ながらの考え方の人も地方に比べたら東京の方が少ないのも事実です。…というより、多様な価値観を求めている人が東京に集まってくるので、相対的に、地方に残る人に昔ながらの考えの比率が多くなってしまうのかもしれません。

全国婚活へ切り替えるデメリット３選

　まずは全国婚活へ切り替えるデメリット（短所）からです。

デメリット①　自分の親と離れて暮らすことになる

　まずデメリットとして考えられる第一位が自分の親と離れて暮らすことになってしまうことでしょう。自分の親と離れて生活するということは、

・子育ての時に協力してもらえなくなる

・両親に何かがあったときに、世話をしに行くのが難しくなる

ということです。最近は共働き家庭も増え、仕事が遅くなり保育園のお迎えに行けない、子どもの行事の日に仕事、子どもは夏休みや振り替え休日で家にいるけど、自分は同じ時間に休めない。

そんなときに活躍し、さらに頼みやすいのが自分の親です。その親が遠い場所に住んでいるというのは、デメリットに感じるかもしれません。

　また、高齢になればなるほど、少しずつお世話も必要になります。特に親が片親になってしまうと、何かあったときにその変化に気が付ける人がおらず、結果的に「孤独死」を迎えてしまう可能性も出てきます。お世話になった親であればあるほど、このデメリットは大きく感じてしまうものです。

デメリット②　仕事を変えなくてはいけなくなる

　次は仕事面です。当然ですが、生活する場所が変わるので、転職することになります。慣れた職場でコツコツ働きたい人にとっては、この転職というのはストレスに感じるようです。

　職場の人間関係が良かったりすると特に、新しい職場で仲良くなれるかなど、不安なことは大きくなるのではないでしょうか。

デメリット③　金銭面での負担が増える

　活動範囲を全国に広げた場合、当然のことながら婚活費用も、結婚した場合は引っ越し費用もかかります。生活拠点を変えれば、やはり最初はそれなりのお金が必要になることは頭に入れておいた方がよいでしょう。具体的には、

・引っ越し費用

・新しい職場が決まるまでの生活費

・アパートなどの住宅費

・家具や生活家電

などが必要です。お相手の部屋に一緒に住むということであれば、もう少し安くなるかもしれませんが。

全国婚活へ切り替えるメリット５選

メリット①　新しい刺激がたくさんある

　新しい場所、新しい街にはその場所にしかないお店であったり、公園であったり、施設であったりがあります。新しい街に住むということは、その街が長い時間使って築き上げられた歴史を知ることができます。

　特にこの「新しいもの」というのは、快刺激をもたらしてくれるようです。

これまで見たこともないようなものを見ると脳は喜ぶんですね。新しい発見や新しい価値観が生み出されやすくなります。

メリット②　婚活の幅が広がる

　活動の幅を広げるということは当然、出会える人数が増えます。その分、自分の求めている相手を探しやすくなるというメリットが生まれます。

　自分の価値観に合った人や、もしくは自分のことを好いてくれる人にも出会いやすくなりますね。

メリット③　考え方も柔軟になる

　メリットの三つめは、まず自分が条件を広げるということで、考え方が柔らかくなる、ということです。特に年齢が高くなってくればくるほど、フットワークが重くなり、自分で勝手に前例に縛られて、前までやってきたことを変えられないようになってきます。

　自分はそのやり方で「慣れて」いるから、新しいものを受け入れられなくなっているんですね。そうなっていると、婚活自体の成功が難しくなります。なぜなら、結婚という行為自体が新しいことの始まりなのですから。

　生活拠点を変えるということは、どうしたって（半ば強制的に）自分の中の当たり前が崩されていきます。そうやって変化を受け入れられる人間になってくると、恋もすっと受け入れやすくなります。

　親と離れたとしても、どうやったら面倒を見られそうなのか、

　親と離れたとしたら、子育てで苦しい時誰を頼ったら良いのか、など

考え方が柔軟になればなるほど、「ねばならない」から解放されて良いアイデアがでてくるものですよ。

メリット④　リスタートができる

　場所を変えて婚活することのメリット４つ目は、リスタートができる、ということです。今の婚活に疲れてきてしまっていたり、今の生活環境に何となく疲れてしまっていたり、少し自己嫌悪に陥っていたり、そんな自分を心機一転させるのには「転居」という環境を変えることは大きな再スタートになります。

　だって、周りで歩いている人は、誰も過去の自分を知らないんです。

　だったら、どんな自分にもなれそうな気がしませんか？

　思い描いていたなりたい自分に、なれる大きなチャンスになりえるんです。

　実際私も、離婚を機に転居しました。お金は引っ越し費用含めて７０万近くかかりましたが、誰も過去の自分を知らないという安心感は計り知れないものがありました。ここなら、もう一度頑張れる。そんなやる気に満ち溢れたこともいまだに覚えています。

メリット⑤　多様な価値観をもった人に会える

　これは、特に都会かもしれませんが、多様な価値観の人に出会うことができるというメリットもあります。

・整形をした人

・同性婚の人

・外国籍の人

みんなちがって、みんないい。そんな多様な人が活躍できるチャンスが都市部にはあります。

　そして地方でも、その土地にしかない慣習や文化があります。人と人とがつながろうとしている文化が多いため、どうしても人によっては重苦しく感じてしまうものもあるかもしれません。

しかし、例えば岐阜県白川郷などにある「結（ゆい）」の精神（助け合いの精神）など、現代人が忘れかけてしまっている大事な志が地方にはあることが多いです。大事だから、大切だからここまで残ってきたのだと思いますし。そんな日本の大事な精神を、地方に行くことで知ることもできますし、知るだけでなく、受け継いでいく一人になれることだってあります。

まとめ　

婚活を全国区に変えるデメリット

・自分の親と離れてしまう（子育ては？介護は？

・金銭的に大変になる

・仕事を変えなくてはいけなくなる（成婚した場合）

婚活を全国区に変えるメリット

・新しいものに触れ、「快刺激」が多くなる

・婚活の幅が広がる

・考え方も柔軟になる

・リスタートができる

・多様な価値観をもった人に出会える

　２０１１年の東日本大震災以降、「人はいつ死ぬか分からない」ということを痛感した人たちが、会社を辞め、自給自足の生活を始めたという話があります。

　アイフォンの生みの親、スティーブ・ジョブズも「もし、今日が人生最後の日なら、自分は何をするだろうか」ということを毎日自分に問いかけたといいます。

　婚活を全国区に広げたところで変わるものがあるかもしれないし、ないかもしれない。でも、「もしかしたら」自分のことを理解してくれる人に出会えるかもしれない。「もしかしたら」新しい土地は、自分の夢を叶えてくれるかもしれない。

　もし今、少しマンネリしていて、このままでは自分の将来が心配だと思っている人は、少し行動してみると新しい自分に出会えるかもしれません。

　地方から首都圏への婚活の人は

　・OTOCONなどの婚活パーティー、まずは参加してみてください。↓リンクはこちら。

　首都圏から地方への婚活の人は

　・地方自治体の主催する婚活イベントに参加してみてください。

　※「○○県（行ってみたい県）　婚活　自治体」で調べると、県のホームページに、婚活イベントが掲載されています。

　まずは、イベントから！行動していきましょう！

　最後に、筆者おすすめの婚活サイトは「ゼクシィ縁結びエージェント」です。「【ゼクシィ縁結びエージェント】リアルな口コミまとめ」にも書きましたので、ぜひ迷っている方はお読みください。

　みなさんが、永遠に幸せになりますように。