なかなかマッチングもできないから、新しく入ってきた人にアプローチをしていきたいんだけど、会員数の増えている結婚相談所ってどこなの?新規会員者数が多いところの方がよいのかな?どこに登録すれば、新規の良い人と巡り合えそうなの?
2021年から2022年の会員数増加率NO1は「ゼクシィ縁結びエージェント」でした。筆者が「新規会員者数」ではなく、なぜ増加率で比較をしたのか、それは、「新規会員者数」が増えているからといって、会員数が増えているわけではないからです。
また、会社のホームページを見ても50%、20%、など曖昧な基準の「成婚率」これをすっきりさせるべく、同じ基準で成婚率を出してみました。
さらに、アフターコロナのこの時代、統計をもとに、婚活自体が有効な手段なのかどうかも調べました。この記事を読んで、「自分に合った婚活方法」を見つけていきましょう!
「新規会員者数」より「増加率」。「成婚率」は基準を合わせて
新規会員者数にだまされないで!実際に会員数が増えている結婚相談所は
オーネットのHPなどを見ると、「新規会員者数16000人以上!」と書いてありますが、新しく入る人もいれば、もちろんのこと辞めていく人もいるわけです。
結婚相手が見つかったので退会します!
もう、ここで活動しても良い人に会えないから、違うところにする。
婚活に疲れたから、婚活自体を辞めます。
このように新しく入会しても、全員が笑顔で終われるわけなどありません。そこで、今回注目したのが「増加率」です。
これだって、一概に「増えているから良い相談所だ!」と言えるわけではありませんが、新規会員者の方が、「ここでもう少し活動してみよう」と思える場所であるという指標にはなるかと思います。できれば、実際に会員数が増えている相談所で活動したいですよね。
IBJは、IBJグループとして数字を出していたので、(サンマリエ、ツヴァイ、【IBJメンバーズ】、その他IBJ正規加盟店)をひとまとめにしています。IBJグループについて知りたいなと思った人は「IBJ以外の結婚相談所 連盟の比較と婚活視力図」をお読みください。
2022 新規会員者数 | 現在 純会員数 | 2021 1~3月頃 純会員数 | 増加率 | |
IBJグループ | 43668人(※) | 80296人 | 75191人 | +6% |
パートナーエージェント | 5074人 | 9417人 | 10726人 | -13% |
オーネット | 16865人 | 42859人 | 48007人 | -12% |
ゼクシィ縁結び エージェント | 公表なし | 14000人 | 12500人 | +10% |
ノッツェ | 公表なし | 約4万人 | 公表なし |
この表は、それぞれの会社が2021年に出していた「会員数」と2023年の「会員数」の増減を割合にして示した表と、新規会員者数を出したものです。
このようにみてみると、「新規会員者数」が多いからといって、必ずしも純会員が増えているわけではないということが分かりますよね。
IBJグループも、年間約4万人も入会していますが、一年後残っている会員は5千人程度。このあと「婚姻数」もまとめますが、多くの人が「入ったけれどやめている」ということになります。それでも、コロナ渦の2021年~2022年の中で6%も増加させることができるのは、さすが大手だなと思います。IBJは、2023年5月に独占禁止法の疑いで立ち入り検査も入りました。この数字が今後どうなるのは、非常に注目です。独占禁止法については、「IBJって大丈夫?立ち入り検査を徹底調査!」に詳しく書きましたので、そちらをお読みください。
パートナーエージェントは、コロナ渦で宣伝費を削減したことから、13%会員数は減ってしまいました。今年度は菊地亜美さんを起用してどうなるのか、というところですね。パートナーエージェントについては、「【パートナーエージェント】リアルな口コミまとめ」に書きました。気になる方はお読みください。
オーネットの強みは連盟に所属しないで単独でこれだけの会員数をもっているところ。相変わらず新規会員者数は多いですが、実際の純会員はコロナ渦ということもあって12%減っています。
コロナ渦で10%増加させることができたのは、ゼクシィ縁結びエージェントでした。でも、これは実数ではなく、「約」と示されているため、正確な数字ではありません。ただ、会員者数が増えないことが、デメリットのひとつだった「ゼクシィ縁結びエージェント」にとっては、この結果はうれしいものになるなと思いました。詳しくは「【ゼクシィ縁結びエージェント】リアルな口コミまとめ」をお読みください。筆者的には一番バランスの取れた相談所だと思います。
同じ条件で「成婚率」を出してみた!
ホームページを見ていると、「成婚率50%以上!」とか「成婚率27%!」とか、色々書いてありますが…。成婚をどうみなすのかは、それぞれの会社によって違うようです。
ただ、IBJやパートナーエージェントなどは、退会するときに「成婚料」というものが発生するため、そのお金を払って退会した人が「成婚退会」といえるのではないでしょうか?
ゼクシィ縁結びエージェントやオーネットなどは「成婚料」というものが発生しないため、退会する理由として「結婚するから」と言った人が「成婚退会」にみなされるのではないか、と思います。
このように、少しあいまいな「成婚退会」ですが、まとめると以下のようになりました。
2023会員者数 (純会員数) | 2022成婚退会者数 | 成婚率 | |
IBJグループ | 80296人 | 12437人 | 15% |
パートナーエージェント | 8568人 | 2216人 | 25% |
オーネット | 42859人 | 4652人 | 10.8% |
ゼクシィ縁結びエージェント | 14000人 | 公表なし | |
ノッツェ | 約4万人 | 公表なし |
先ほども書きましたが、IBJグループは(サンマリエ、ツヴァイ、【IBJメンバーズ】、その他IBJ正規加盟店)をひとまとめにしています。
成婚率を出せる企業の中で、トップの成績だったのは、やはりパートナーエージェント。純会員数も他の大手と比べても少ないのですが、提携先とうまく連携して、多く紹介することのできるシステムを確立しているところも、成婚率を上げている理由かもしれません。
婚姻数は戦後最小。でも、アプリ婚は増加傾向?!
さてここからは、日本全体の婚姻数から、結婚相談所や婚活アプリの利用者はどのくらいいいるのか、増えているのか減っているのかを統計結果からまとめました。
婚姻数 | |
2022年 | 50万1138組 |
2020年 | 52万5507組 |
2018年 | 59万8965組 |
2022年の婚姻数は50万1138組と、戦後最小となってしまいました。年々減り続ける婚姻数。これに対してアプリ婚や結婚相談所で結婚した人はどのようになっているのでしょうか?
ブライダル総研の「婚活実態調査2022」では、2021年の婚姻者数の15パーセントが婚活サービスを通じて結婚したということで、2009年以降急激に広まった「婚活」は、着実に勢力をのばしてきているといえます。
特に「ネット系婚活」が主流。アフターコロナでも!
ブライダル総研 婚活実態調査2022より
コロナということもあって、爆発的に増えたのが「ネット系婚活」。今やどの結婚相談所もアプリをつかって、婚活ができる仕組みをつくっています。効率の良さを考えても、これからもますます利用者数が増えていくと考えられます。
SNSを通じて、「趣味活」で出会う結婚も増えてきている
ブライダル総研 婚活実態調査2022より
「アラフォー婚活 婚活疲れに効く 5つのリフレッシュ法」でも書きましたが、この「趣味活」、この先じわじわと伸びていくのではないかと思っています。
やはり、相手と仲良くなるための秘訣は「共通点をみつけること」。趣味活は趣味が同じということで、初めから親密度が少し高い状態で始めることができます。
婚活アプリはちょっと…と抵抗のある方には、やはりこの「趣味活」をおすすめしたいと思っています。
日本の独身者 3分の1の人が「交際をのぞんでいない」
社会保障・人口問題研究所「出生動向調査」において、独身者の3人に1人が「交際をのぞんでいない」と回答する結果になりました。
「いずれは結婚するつもり」という回答が減ったということから、
結婚するつもりだった人が結婚そのものをのぞまなくなった。
ということが読み取れます。
詳しくは「結婚で本当に幸せになる たったひとつの考え方」に書きましたが、別の統計調査では「配偶者がいる人の方が幸福度が高い」という結果も出ています。
永遠の幸せを手に入れる人が今後増えていきますように、心を込めて私はブログを書き続けたいなと思いました。
まとめ 「婚活」は確かに世の中に浸透してきている!
今回の記事をまとめると以下のようになります。
・コロナ渦の中でも会員数をのばしたのは、「IBJ」と「ゼクシィ縁結びエージェント」
・成婚率が高いのはやはり「パートナーエージェント」
・世の中をみると、結婚したい人は増えていない。
・独身者の3人に1人が結婚したくないと思っている。
・マッチングアプリ婚、相談所婚は確実に増えてきていて、婚姻者の13~15%になっている。
きっとこれからの婚活業界は、さらに「低料金化」と「子会社化」が進んでいくと思われます。どんどん婚活が身近になって、永遠に幸せになる人が増えると良いなと思います。
みなさんが永遠に幸せになりますように